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女子ゴルフツアーに忍び寄る“危機” (1/3ページ)

清水満

 3月、春が来た。女子ゴルフツアーも先週の「ダイキンオーキッド」(沖縄・琉球GC)で開幕した。優勝は比嘉真美子。大勢のギャラリーが詰めかけ、今年も大いに盛り上がっていた。今季は昨季より1試合増の39試合、賞金総額も8年連続増額で39億4500万円。いずれも過去最高を記録した。まさに隆盛である。

 シード選手(優先出場権)の顔ぶれも若返った。原英莉花、小祝さくら、松田鈴英、勝みなみ、新垣比菜ら11人が初。みんな20歳を超えたばかりの実力派たちだ。シード50選手の平均年齢は26.4歳、記録が残る2001年以降では“最年少”(年齢は昨年シード決定時点)。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長は言った。

 「賞金総額が過去最高額を更新した。平均ストロークでは年間アンダーパーだった選手が16年には18人だったのが、昨年は36人と倍…。技術も向上してきています。勢いある若手がすぐ優勝するなどツアーを盛り上げています」

 くすぶる放映権問題

 色鮮やかなファッションも含め“ビジュアル系”も魅力である。「毎年、かわいい子がどんどん出てくるので、スポンサーさんは大喜びですよ」。小林会長は浮かれるが、舞台裏では“危機”も忍び寄る。

 くすぶる放映権問題。LPGA側が「放映権はLPGAに帰属し、一括管理する。主催者側にも納得していただいている」と一方的に主張した件である。しかもLPGA側は「公認料700万円は大会が中止になっても返さない」など都合のいい主張をしたという。ある大会主催者は「協会は金を出さずに、責任も取らず、権利ばかりを主張している」とあきれていた。

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