金融

野村キャピタル、PACに出資 将来のIPO視野に成長後押し

 野村ホールディングス傘下の投資ファンド、野村キャピタル・パートナーズは14日、ITベンチャーのプラスアルファ・コンサルティング(PAC、東京都港区)に出資したと発表した。現経営陣ら既存の株主から株式を取得した。取得額と出資比率は非公表。野村側が少数株主となり経営に参画する。

 オリオンビール(沖縄県浦添市)に続く2号案件で、総額1000億円の自己資金によるファンドを活用する。

 PACは企業向けに自然言語処理技術を使った人事コンサルティング事業などを手がけている。

 出資を決めた理由について、野村キャピタルの前川雅彦社長は記者会見で「社会にイノベーション(革新)を起こせる企業だ」と説明した。

 PACは今後、新たに社外取締役を受け入れるが、現経営陣が引き続き経営を主導する。野村キャピタルは顧客企業を紹介するなどして成長を後押しする。将来の新規株式公開(IPO)を視野に入れる。

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