はやぶさ2、来月5日にクレーター作製 JAXA発表

探査機「はやぶさ2」が人工クレーターを作る様子の想像図。機体が小惑星の陰に退避した後、装置が爆発する(池下章裕氏提供)
探査機「はやぶさ2」が人工クレーターを作る様子の想像図。機体が小惑星の陰に退避した後、装置が爆発する(池下章裕氏提供)【拡大】

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の地下の物質を採取するため、4月5日に人工的にクレーターを作製すると発表した。小惑星のような小さな天体の地下物質を世界で初めて地球に回収することを目指す。

 クレーターの作製は、まず上空で探査機の底部から衝突装置を分離。探査機がリュウグウの陰に退避した後、装置を爆発させる。この衝撃で銅製の弾丸を地表に激突させてクレーターを作り、地下の物質を露出させる。

 後日、探査機がクレーターに接近。底部にある筒状の装置を接地させて別の弾丸を発射し、舞い上がった地下の物質を取り込む計画だ。

 はやぶさ2は先月22日、地表の物質を採取するため1回目の着地を実施した。地表の物質は宇宙線や太陽光を浴びて変質しているが、地下の物質は太古の状態を保っており、これを採取することで太陽系誕生時の謎に迫る。