ドコモ、新料金で最大4割値下げ 分離プラン発表

新料金プランを発表するNTTドコモの吉沢和弘社長=15日午後、東京都千代田区(桐山弘太撮影)
新料金プランを発表するNTTドコモの吉沢和弘社長=15日午後、東京都千代田区(桐山弘太撮影)【拡大】

 NTTドコモは15日、6月1日から提供を始める携帯電話の新料金プランを発表した。データ通信の容量が少ないプランの通信料金が月額で最大4割、大容量のプランで最大3割値下げになる。端末代金と通信料が一体化した料金プランが禁止されることに対応し、料金体系を見直す。KDDI(au)やソフトバンクもドコモの動きを踏まえて料金を見直すとみられ、競争が過熱しそうだ。

 新料金プランは基本料金や通信データ量など、これまで複雑な組み合わせがあったものを1つのパッケージにまとめた。さらにプランをデータ通信が少ない「ギガライト」と、多い「ギガホ」の2種類に絞り込み、シンプルで分かりやすいことを重視した。

 ギガライトは1ギガから7ギガまで利用したデータ量によって4段階の定額プランが適用され、月額2980~5980円。一方、ギガホは月30ギガを利用でき、月額料金は6980円。契約した家族や親族の人数に応じた割引や光回線とのセット割引も適用される。

 例えばデータ量が1ギガ以下で、家族3人の加入で1千円の割引が適用されると、通信料は月1980円で現在より4割安くなる。吉沢和弘社長は15日の会見で、「かなり競争力がある」と自信を見せた。

 6月以降は通信料と端末代をセットにした従来プランの新規受け付けはやめる。総務省は今国会で端末代と通信料の分離を義務付ける法改正を目指しており、ドコモはこれに先駆けてプランを導入する。

 携帯料金引き下げの議論は、昨年8月に菅(すが)義偉(よしひで)官房長官が「今より4割程度下げる余地がある」と発言したことがきっかけ。菅氏は15日の記者会見で、改正法案の早期成立を目指し「分かりやすく、納得のいく料金、サービスをできるだけ早く実現したい」と述べた。