三菱自動車会長、3社連合初会合で「資本の話せず」

 三菱自動車の益子修会長兼最高経営責任者(CEO)は16日、三菱自と日産自動車、フランス自動車大手ルノーが新たに設置した3社連合の新会議体の初会合で「資本(構成)の話はしていない」と述べた。これまでの3社連合のあり方を検証したという。上海国際モーターショーの会場で日本メディアの取材に語った。

 初会合は12日、パリ近郊ブローニュビヤンクールのルノー本社で開かれ、各社のトップが参加。益子氏は「(会合で)こういうのは良い、こういうのは良くないとはっきりと申し上げた」と説明した。また「3社はそれぞれ得意とする地域が違い、必要とする車も違う」と指摘。「そこを互いに理解しないと3社が成長していくことは難しいという話をした」と語った。

 さらに「連合は目的ではなく、そこを間違えると駄目。それぞれの会社が成長し、健全な利益を上げるためのツールだ」と強調した。(上海 共同)