日本製鉄、マレーシアで生産設備取得

 日本製鉄は17日、オーストラリア鉄鋼大手のブルースコープ・スチールと合弁で手掛ける建築物向け薄板事業をめぐり、マレーシア企業から地元の生産設備を買い取ったと発表した。現地で需要が旺盛な建材の生産能力を拡充するのが狙い。取得額は非公表だが、数十億円とみられる。

 日本製鉄とブルースコープは折半出資で、東南アジア諸国連合(ASEAN)と北米で建材の薄板事業を展開している。今回はめっき鋼板などをつくるマレーシア西部の設備を取得した。