経済インサイド

ファミマ×パナ、「顔パス」実験店を開業 人手不足待ったなし (1/3ページ)

 深刻化する人手不足を背景に、コンビニエンスストア業界が店舗の省力化・省人化に向けた取り組みを加速させている。人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)など最先端技術をフル活用し、サービスを維持しながら人手のかからない次世代店舗へと舵を切る。横浜のファミリーマート実験店から、取り組みの最前線をリポートする。

 JR横浜線鴨居(かもい)駅(横浜市緑区)に降り立ち、大型ショッピングセンター「ららぽーと横浜」のそばを通り抜けていく。10分ほど歩を進めると、真新しい店舗「ファミリーマート佐江戸店」(同市都筑区)が目に飛び込んできた。

 外観こそ通常のコンビニとほぼ同じだが、その内部にはAIなどハイテク機能がぎっしり詰め込まれている。ファミマとパナソニックが最先端技術の粋を集めた次世代店舗の実験店である。

 中でも最大の目玉とされるのが顔認証技術を用いた“顔パス”決済だ。店舗の一角に設けた専用コーナーでは、利用者は顔写真データをあらかじめ登録、機器の画面に顔をにかざしてまず認証を行う。入店が許可されると、商品を選び、さらにカメラなどで読み取らせる。再度、顔認証を行って決済を終える流れだ。代金は事前に登録したクレジットカードから引き落とされる仕組みとなっている。

 この間、利用者は現金のやり取りの必要がない。無人レジとなるため、店舗側も大幅な省人化が可能となるわけだ。

 この一角だけは利用を当面、近隣のパナ社員に限定する。実験中、プライバシーへの配慮などさまざまな課題を洗い出すという。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus