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はやぶさ2、降下を中止 着地の準備作業中、機体は正常

 探査機「はやぶさ2」は16日、小惑星「リュウグウ」の着地準備のため降下中に異常を検知し、降下を中止した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が明らかにした。機体は正常で、原因を究明して作業の再開を目指す。

 はやぶさ2は6月末にも行う2回目の着地に向け地形観測などを行うため、今月15日に高度20キロから降下を開始。同10メートルまで降下する計画だったが、同50メートルに到達した16日午前に降下を中止し、自動で緊急上昇を開始した。

 はやぶさ2は人工クレーターの付近に着地し、露出した地下の物質を採取する計画。リュウグウは太陽に接近中で今後、地表の温度が上昇するため、着地時に高温で損傷しないように7月初めまでに着地する必要がある。

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