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ノルウェーでは初の5割超え 世界で普及競争が激化する電気自動車 (3/4ページ)

岡田敏一

 ところが、そんな米でもEVの販売台数が増え始めています。米の業界サイト「InsideEVs」によると、2017年に19万9826台だったのが、2018年には36万1307台と約1.8倍に。とはいえ、米の場合、ガソリン代が安いため、多くの人々がEVに切り替えるのは経済効率が良くないと考えているフシがあるなど、いくつかの課題が残っています。

 ノルウェー電気自動車協会(NEV)のクリスティーナ・ブー事務総長は、ロイター通信(4月1日付)に対し「今年1年間で(EVの)販売シェアは50%を超えると確信している」と自信を見せました。

 EVの普及に本腰を入れているのは実はノルウェーだけではありません。昨年7月26日付のCNNビジネス(電子版)は、ノルウェーのほか、インドやフランス、イギリスがガソリン車やディーゼル車の完全禁止をめざしており、少なくとも10カ国がEVの販売目標を設定しているなどと説明。具体的に、イギリスが大気汚染防止のため、2040年からガソリン車とディーゼル車を販売禁止とし、2050年までに全ての車をゼロ・エミッション車にする方針を打ち出したことや、フランスが地球温暖化防止策の一環として、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売禁止を決めたこと、インドが2030年までに国内の車を全てEVにする考えを示したことなど、近年の各国の動きを列挙。

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