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Jリーグ、「神戸方式」は確かに収益を拡大する (2/3ページ)

佐野慎輔

 さらに今シーズンは、今回の営業収益には影響していないものの、ニューヨーク・シティーFCから元スペイン代表FWのダビド・ビジャ選手が入団。戦力アップとともに、持つ圧倒的な集客力はさらなる営業収益増への期待が膨らむ。

 もちろん、そうなると気にかかるのは人件費だが、こちらも13億7300万円増の44億7700万円と記録的な数字となった。ちなみにイニエスタ選手は途中からの加入となるので半分しか計上されておらず、ビジャ選手も来年回し。となると、来年度の人件費はもっと増えることになる。

 親会社の状況次第

 こうした大型補強を可能にしたのは、親会社楽天の好調な経営状態である。2月に発表された18年12月期の売上高は1兆1014億円とついに1兆円企業の仲間入り。営業利益も1704億円と過去最高を記録、その豊かな資金力を背景に世界戦略を進める三木谷浩史会長兼社長はスポーツの活用に着目している。

 FCバルセロナと4年間のスポンサー契約、米プロバスケットボール協会(NBA)のゴールデンステート・ウォリアーズともスポンサー契約を結んだ。神戸への資金投入はプロ野球の楽天ゴールデンイーグルスとともに足元を固める狙いといっていい。

 目下、神戸の監督として、プレミアリーグの名門アーセナルを22年間率いたアーセン・ベンゲル元監督を招聘(しょうへい)する動きもあると聞く。かつて名古屋グランパスを日本一に導き、日本代表監督に擬せられた名将を招くことができれば低迷するチーム力を押し上げることができるかもしれない。

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