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レクサスRCFのスパルタ仕様でサーキット激走 あっけなかった“限界” (2/4ページ)

SankeiBiz編集部

 そんなFシリーズの急先鋒に立つRC Fだが、2014年の発売後に富士でサーキット試乗したときは、車両重量1800kgオーバーという重さが気になった。実際に当時の感想として僭越ながらこう記していた。

 「直線の加速力には圧倒されたが、急ブレーキ後のターンインでアクセルを踏み込むと、一瞬もたついて曲がりたがらない印象を受けた。車重が影響しているのは明らかだった」

 誕生から5年目を迎えたRC Fは、今回の小改良で従来型比20 kgの軽量化を果たしたという。さらに、Fシリーズの決定版とも呼べるパフォーマンス・パッケージに至っては、従来型比70 kgもの減量を実現しているそうだ。筆者が今回のサーキット試乗で最も興味があったのは、この「ダイエット効果」なのだ。

 凄まじい動力性能

 この日の気温は約30度のドライコンディション。ヘルメットを着用してパフォーマンス・パッケージに乗り込んだ。このモデルはサーキット走行を最優先に開発したスパルタンなグレード。徹底的に軽量化にこだわり、エンジンフードやルーフ、フロントスポイラーや大型リヤウイングにCFRP素材を用いた専用装備を採用。カーボンセラミックブレーキやチタンマフラーも装着するなど1720 kgまで絞り込んだボディに、354kW(481PS)までパワーアップさせた大排気量の5リッターV8自然吸気(NA)エンジンを搭載したモンスターマシンだ。

 加速感はロケットも斯くや、と思わせるほど強烈。タコメーターは一気に5000⇒6000⇒7000回転と吹け上がる。大排気量NAでしか味わうことのできないリニアな伸び感は病みつきになるほど気持ちがいい。約1.5 kmの超ロングストレートへとつながる最終コーナーでは、アウト側の縁石まで膨らみながらカーブを立ち上がる。ここから第1コーナーのブレーキングポイントまでスロットルは全開状態だ。コックピットに「ブワーン!!」と鳴り響く激しいエンジン音とシンクロしながら、スピードメーターの針がぐいぐいと盛り上がる。硬い足回りとステアリングからは路面の凹凸などドライバーが必要とする情報が細かく伝わってくる。ふとピットレーンに目をやると、こちらを見つめるレクサスのスタッフ陣があっという間に視界から消えるほどの圧倒的なスピード感だが、挙動は非常に安定しており恐怖感は全くない。「もうここでブレーキングしないとオーバーランする!」というギリギリのポイントまで粘ると、時速は240 km/hまで達していた(過去にレクサスLFAに乗ったときは同じポイントで265 km/hを計測)。第1コーナーで一気に65km/hまで減速させるが、再びスロットルを開ければすぐさま時速200km/hを超える。この圧倒的な加速性能は最終減速比を従来型の2.937から3.133にローギヤ化したことが大きく貢献しているそうだ(※タイヤを1回転させるためにプロペラシャフトが3.133回転するという意味)。

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