メーカー 日本酒ベンチャーのWAKAZE パリ郊外に酒蔵開設、世界に発信 (2/2ページ) 2019.6.12 06:25 print mail 16年に設立したワカゼは商品の開発を手掛けるものの、醸造は山形県内の酒蔵に委託している。また18年7月には「その他醸造酒」の製造免許を取得し、東京都世田谷区で自前のどぶろく醸造所と併設飲食店を開いた。 ワカゼの醸造責任者でパリの酒蔵で杜氏を務める今井翔也氏(同社提供) その一方で、後継者難による酒蔵の廃業が年々進み、13年の酒蔵の数は1652件で、1989年の2438件の3分の2の水準にまで減少。それ以降も年平均2%の割合で減少が続くという。ワカゼの稲川琢磨最高経営責任者(CEO)は「日本酒をワインのように世界の食文化に根付かせていきたい」と意気込んでいる。