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日本電産、将来の社名「ニデック」に変更示唆 海外事業の強化念頭

 日本電産の永守重信会長は18日の定時株主総会で「海外に通用する企業名に変えなければいけない。時期が来たら判断したい」と述べ、将来的に英文の商号にも使う「Nidec(ニデック)」へと社名を変更する可能性を示した。

 国内外で事業展開する際のブランド名で、一部の海外現地法人名に用いている。海外事業の強化を視野に知名度の向上を目指す。

 永守会長は総会後に記者会見を開き、2019年3月期に1兆5183億円を記録した連結売上高に関し、24年3月期に4兆円に引き上げる目標を示した。「4兆円規模の売り上げを達成するか、一般消費者向けに完成品の販売を始める場合に社名の変更を考える」と話した。

 米中貿易摩擦による中国市場の影響は「楽観視できない状況だ」と指摘する一方、「中国の需要は必ず戻る」と述べた。

 米国が打ち出した華為技術(ファーウェイ)への禁輸措置の影響については「(取引の内容を)全部調べたが、規制に抵触するものはなかった」と話した。

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