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ファッショントレンドで運動実施率に変化 (1/3ページ)

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会開幕まで1年余りとなり、いよいよ、という機運は感じられる。しかし、スポーツ用品市場を見ると、国内トップのアシックスは全世界でここ数年大きく減収となり、次ぐミズノも足踏みを続けている。3位のデサントも然りだ。(フリーランスプランナー・今昌司)

 街中でもウエア着用

 世界一流のアスリートたちによってもたらされる「みる」スポーツの感動が、「する」スポーツの機運を高め、成熟した社会に心の豊かさや体の健康をもたらす。スポーツが持つ価値が、物質的なものを超えた豊かさや健康としてもたらされるものならば、オリンピックの開催効果は市民の日常に確実に根付く。だが、スポーツ用品市場を一つの指標とするならば、その期待も疑わざるを得ない。

 かたや、アメリカのスポーツ用品市場は、2015年ごろにカナダ発祥のヨガウエアブランド、ルルレモンが火付け役になったといわれる「アスレジャー」という新たなファッショントレンドによって大きく拡大している。アスレジャーとは、アスレチック(競技)とレジャー(余暇)という2つの言葉から作られた造語だが、今や、このトレンドに乗れないブランドは成長し得ない、といわれる。

 ヨガスタジオやジムで着用するスポーティーなスタイルを、街中でも着こなす。このラフでありながらスタイリッシュなスタイルが、アパレル市場のみならず、フットウエアやバッグなどのアクセサリーも含めて、スポーツ用品市場全体に大きな影響を与えているのだ。

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