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日立社長「原発推進」を強調

 日立製作所は19日、東京都内で定時株主総会を開いた。東原敏昭社長は、今後の原発事業に関し、当面は国内の再稼働と廃炉処理に注力すると説明した上で「引き続き推進していく覚悟だ」と強調した。株主からの質問に答えた。

 西野寿一執行役副社長は、英国での原発新設計画を凍結した理由について「経済合理性(収益性)を実現することが非常に難しく、株主に説明できない」と述べた。

 病気療養中の中西宏明会長(経団連会長)は欠席した。東原氏は「治療終了後に職務に復帰する見通し」だとした。総会には855人の株主が出席し、中西氏を含む取締役の選任案を賛成多数で可決した。

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