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JDI、アップルから支援も 債権の一部放棄など検討

 米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は18日、米アップルが、経営が苦境に陥っているジャパンディスプレイ(JDI)の支援を検討していると報じた。債権の一部放棄や資金支援などが持ち上がっているという。

 アップルは、JDIの売上高のほぼ半分を占める大口顧客。JDIが、アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」向け液晶パネル工場を建設した際に、アップルから融資を受けた経緯がある。

 同紙によると、アップルはJDI向け融資の返済条件の緩和に同意。しかし、JDI救済を検討中の投資家が、アップルに対し、債権の一部放棄のほか、200億円の資金支援や2019年、20年のJDIへの発注保証を要求。アップルはこうした支援策も検討する姿勢を示しているという。

 JDIをめぐっては、予定していた中国と台湾の企業連合による支援の枠組みが崩れ、経営再建の先行きに不透明感が強まっている。(ニューヨーク 共同)

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