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ホンダジェット、中国照準 開放進む巨大市場で受注拡大へ

 ホンダ米子会社で小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の開発製造を手掛ける「ホンダ エアクラフト カンパニー」のサイモン・ローズ副社長は19日までに共同通信のインタビューで、中国について「市場開放が進む見込みで大きな可能性がある。機体への関心も高い」と述べ、巨大市場での受注拡大を目指す方針を明らかにした。

 中国では、2017年10月に受注を開始。現在は、中国当局から安全性を認証する「型式証明」を取得する手続きを進めているが、ローズ氏は2カ月以内に手続きが終了するとの見通しを示した。年内にも中国の顧客への引き渡しを始める。

 ホンダジェットは最大7人乗りで、米国や欧州での販売比率が高い。燃費の良さや快適性が評価され、18年まで2年連続で小型ビジネスジェットの顧客引き渡し機数が世界首位だった。

 ローズ氏は「われわれはナンバーワンを維持する技術力を持っている」と述べ、3年連続首位を目指す姿勢を強調した。(パリ 共同)

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