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富士通が株主総会、時田新社長「ビジネスモデル変革を進化させる」

 富士通は24日、横浜市内で定時株主総会を開いた。副社長から社長に就任した時田隆仁氏(56)は「田中達也前社長が取り組んできたビジネスモデル変革の基本路線を継承し、その上に私の考えを加えて進化させることで富士通を成長に導いていく」と抱負を述べた。

 時田氏は株主総会で取締役に選任された後の臨時取締役会で正式に社長に就任。株主総会では「社員が夢を語れる会社にしたい。それが新しい価値あるサービスを提供できる会社となるための大前提だ」と指摘した上で、「富士通がテクノロジーを通じてお客さまのビジネスの信頼を支え、人々が安心して生活できる未来を実現し、さらなる成長ができるよう経営課題にしっかり取り組んでいく」と語った。

 今後対処すべき課題については「2019(令和元)年度は本業ベースの成長に向けた土台を作り上げる1年と考えている。好調な国内ビジネスを中心に着実に増益を図っていく」と強調。「今後もさまざまな改革を進めながら、より強固な利益体質を築き、2022(令和4)年度にはテクノロジーソリューションで営業利益率(売上高に占める営業利益の割合)10%の達成を目指していく」と述べた。

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