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電動化へ邁進するボルボのV60 PHEV 普段使いなら電気だけで十分 (2/4ページ)

SankeiBiz編集部

 V60 PHEVはガソリンエンジンで前輪を駆動し、電気モーターで後輪を駆動するAWD車だ。シーンに応じてドライブモードを切り替えることで、2種類の動力源の持ち味を引き出しながら効率的に走ることができるメリットを持つ。V60の各モードの仕様や特徴は下記の通りだ。

  • ピュアモード=電動モーターのみ使用。ゼロエミッションで運転できる電動駆動。
  • ハイブリッドモード=デフォルトのモード。エンジンとモーターを使い燃費を最大化。効率性を高めるためにガソリンエンジンとモーターのどちらか一方、または両方を自動で選択して走行する。
  • AWDモード=路面状況が悪い場合にトラクションを最大化。
  • パワーモード=エンジン(前輪)とモーター(後輪)の双方をフル稼働してスポーティーな走りを実現。アクティブサウンドコントロールがエンジン音を強調。ステアリングとブレーキはダイナミックモードに。

 ボルボ関係者によると、V60のEV走行距離は現実的に30キロほどだという。しばらく横浜市内を走行してみたが、ざらつきのない滑らかな走り、力強い発進加速、そして静粛性の高さなど、EV走行がもたらす快適性は加減速を繰り返す街乗りとの相性も抜群。普段の買い物くらいなら充電せずとも1週間は走れそうな使い勝手の良さも、魅力的に映った。もちろん走行中の排出ガスもゼロだ。ちなみに普通充電器(200V/16A)なら3時間ほどで満充電となる。試乗車のバッテリー容量は30Ahだったが、実は最近になって34 Ahに拡大されたため、航続距離は更に向上しているはずだ。

 エンジンとモーターが絶妙にシンクロ

 遠方へのドライブやスポーティーな走りを望むなら、デフォルトの「ハイブリッドモード」もしくは「パワーモード」走行となる。エンジンとモーターのどちらか、または両方を自動で適宜選択して駆動するシステムで、EV走行よりもダイナミックな走りが可能となる。モーター走行は加速を続けるとやがて“息切れ”する傾向にあるが、ツインチャージャーエンジンとの組み合わせにより合計340psを発揮するT6 Twin Engineは、速度域を問わず圧倒的な加速と伸び感を実感できるほどアスレティックだ。「パワーモード」で踏み込めばエンジン音の主張とともにスイッチが入ったかのように突進するし、反力が増したステアリングや19インチタイヤも相まって、カチッと引き締まったスポーティーな走りも披露する。繰り返すが、ステーションワゴンであることを忘れそうになるほど、かなりダイナミックな味付けになる。「T8」との約70万円という価格差を考えると、筆者は「T6」で十分に満足できそうだ。

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