単独インタビュー

レクサス澤代表「最近は欧州勢のベンチマークに」「ミニバンで市場開拓」 (2/3ページ)

SankeiBiz編集部

Q.中国で発表した高級ミニバン「LM」は、レクサスのどのような方向性を示しているのか?

 「ショーファー(運転手付き)ユースでミニバンが最も伸びているのがアジアだ。特に中国、タイ、インドネシアはものすごい勢いだ。LMはテレビや冷蔵庫を備えるなど、飛行機のファーストクラスのようなキャビンを提供している。従来のものでは満足しない成功者が中国を中心にアジアで増えており、(大型ミニバンの)アルファードやヴェルファイアに興味を示して買い始めている。アジアの価値観の中でアルファードやヴェルファイアのようなクルマが確実に響いており、超富裕層に『これがいい』と言ってもらえる新たな市場ができたので投入を決めた。グローバルな展開は、ボリュームを含めてアジアでの動きを見ながら決めていきたい」

Q.国内での展開は? “アル・ヴェル”とは異なるクルマだと思うが

 「日本ではアルファードとヴェルファイアでそれなりの台数が出ているので、拙速に考えず、まずアジアを見ながら可能性を探りたい。特別なものを望むお客様がアジアに多くいる中で、専用シートを収めることのできるワンボックスの広さは非常に特別感のあるもの。まずは世界のお客様に受け入れてもらえるのかやってみたい。もしそれが当たれば『次も考えます』ということ」

Q.そういう意味で高級ミニバンはジャーマン3も未開拓なのでは? メルセデスのVクラスも欧州では“ラグジュアリー・カー”という位置づけではないはずだが

 「未開拓だ。欧州のミニバンは商用ベースが多い中で、アルファードとヴェルファイアが唯一、ラグジュアリーと言えるものを作り始めた。しかもアジアが高級ミニバンの市場を作りつつある。これは大変面白い現象だ。アジアが新たな高級カテゴリーを創出するのは、初めてではないだろうか。レクサスが掲げる『唯一無二』を、ジャーマン3とは異なる土俵で広げていく一つのテストケースになる」

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