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なにわ書房/アトリエリーブ (1/2ページ)

 人気洋菓子店危機、取引先が予知

 なにわ書房 なにわ書房は6月21日、札幌地裁に破産を申請した。

 札幌市内に書店を構え、ピークとなった2000年2月期には売上高約13億円を計上していた。その後は、スクラップアンドビルドをくり返し、札幌市内に「マルヤマクラス店」や「東光ストア円山店」「東光ストア行啓通店」「西友西町店」と、北広島市に「東光ストア北広島店」の計5店舗を運営。また書店に隣接するカフェ「LINER NOTESマルヤマクラス店」も経営した。

 しかし、近年は電子書籍などの普及などにより業績が低迷し、赤字を散発するなど厳しい業況を強いられていた。

 15年9月にはカフェ「LINER NOTESル・トロワ店」を開店したが大幅な赤字となり、17年4月末に閉店した。

 17年から大垣書店(京都市北区)との業務提携で共同仕入れを開始し採算は改善したが、18年8月期の売上高は約4億8000万円にとどまり、業績回復の見通しが立たないことから事業継続を断念した。

 アトリエリーブ アトリエリーブは6月20日、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 ケーキや焼き菓子などの製造販売を手掛け、首都圏の百貨店やショッピングセンターを中心に洋菓子店「Atelier de Reve」などを展開していた。直営店での販売のほかに、ホテルやカフェなどへの卸売りやOEM(相手先ブランドによる生産)も行っていた。

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