IT

「夕食を電子レンジに聞く時代」へ シャープが新サービス、目指す家電の姿は (3/3ページ)

 提携先は50社目指す

 シャープは、将来的にプラットフォームを使う会社から、利用料を得て収益源とするビジネス展開を狙っている。来年度には提携先を50社程度に広げることを目標に掲げている。

 すでに警備会社のセコム、関西電力、KDDIとの提携で合意しており、サービス内容の協議を始めている。

 スマートホーム事業をめぐっては現在、電機、住宅業界を巻き込んだ覇権争いが過熱している。

 パナソニックは「ホームX」と名付けて、AIが住人の好みや生活パターンを分析して家電や照明などをコントロールするサービスを開発中。積水ハウスも、室内に設置したセンサーで心拍数などのデータを計測し、自宅で急に倒れた際に119番通報するサービスなどを売り出す方針だ。

 シャープは、スマートホーム事業で業界の先頭を走ることができるのか。それこそ、鴻海とシャープに、つながりたい企業がどれだけ出てくるかにかかっている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus