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新千歳空港発着枠、50回に拡大へ

 石井啓一国土交通相は16日の閣議後記者会見で、訪日客の増加に対応するため、新千歳空港の日中の航空機の発着回数について来春、現行の1時間当たり42回から50回に拡大する方針を明らかにした。石井氏は「観光立国実現のため、新千歳空港について今後の増加が見込まれる航空需要を取り込むのが非常に重要」と述べた。

 新千歳空港は、平成29年に32回から42回に拡大したが、訪日客の増加で利用者数は増加を続けており、30年度は着陸回数、乗降客数ともに過去最高を記録。今後も北海道人気は続くとみて国交省は、空港の管制を担当する防衛省と協議を進めた上で、50回に拡大することを決めた。

 新千歳空港の発着回数拡大をめぐっては、9日に鈴木直道北海道知事が菅義偉官房長官らと会い、東京五輪・パラリンピックを見据えた早期の発着枠拡大を要望。15日には安倍晋三首相が札幌市の街頭演説で「北海道にはたくさんの観光客が来ている。ネックが新千歳空港の発着枠の問題だ」と述べ、観光需要の増加に対応する必要があると強調していた。

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