現場の風

大和ネクスト銀行 定期預金使い寄付文化を広めたい

 □大和ネクスト銀行専務・斉藤直子さん

 --預金金利の一部を児童福祉活動などに寄付できる「応援定期預金」が好評だ

 「金利に代わる魅力を備えた金融商品として考えた。円定期預金の預金金利は個人が0.1%、法人が0.03%。ここから残高の0.02%分を当行が預かった上で、当行からも同額を上乗せした金額を子供の医療支援や環境保護に取り組む団体に寄付する仕組みだ。低金利の今だからこそ受け入れていただいていると思う」

 --昨秋から法人も預け入れができるようになった

 「残高の約9割は法人が占める。もともと個人にしか訴求しないと思っていたが、宗教法人や学校法人、オーナー社長にも訴求できることが分かり、対象を広げた。預入額が1億円以上の場合、ご要望に応じて感謝状を贈呈している。例えば工場の食堂に飾って社員がいつでも見られるようにすることで、本社の社会貢献に関する方針について社員と共有を図ることもできるだろう」

 --応援定期預金の今後の展開は

 「寄付額は2018年度が480万円。19年度は1000万円以上を目指す。より利便性を高めて、特に法人の口座を増やしていきたい。将来金利が上向いてきたときに、全国の地方銀行にもこのネットワークが広がっているとうれしい。日本人は支え合いの気持ちが強い割に、寄付文化が浸透しているとはいえない。預金というインフラを使った寄付を全国に広めていきたい」

 --大和証券グループとしての位置付けは

 「応援定期預金は営業のツールとしても有効で、新たな取引先が増えた。その先は資産運用につながっていくとありがたいし、ましてや応援先団体の支援先として長く取引いただけるとこの上なくありがたい。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進する大和証券グループの取り組みとも歩調が合った取り組みだ」

【プロフィル】斉藤直子

 さいとう・なおこ 実践女子大文卒。1984年大和証券入社。常務執行役員などを経て、2017年から現職。東京都出身。

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