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ドンキ運営会社、PPIH新社長に吉田氏昇格 大原氏は米国事業に専念

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、旧ドンキホーテホールディングス)は13日、大原孝治社長(55)が退任し、後任に吉田直樹専務(54)が昇格する人事を発表した。大原氏は米国事業を統括するグループ会社の社長に就任し、同国での事業拡大の陣頭指揮を執る。9月25日付。

 大原氏は2014年7月に社長に就任した。総合スーパーを手掛けるユニーの子会社化や20年までの中期経営計画で掲げた売上高1兆円、店舗数500店などを達成したことから吉田氏に引き継ぐ。大原氏はPPIHの「創業会長特任顧問兼特別理事」にも就任して吉田氏をサポートする。

 PPIHが13日発表した19年6月期連結決算は、売上高が前期比41.1%増の1兆3288億円だった。上場以来23年連続の増収となり、初めて1兆円を突破した。最終利益は32.5%増の482億円で、10年連続で過去最高を更新した。

 19年1月のユニー子会社化が貢献した。20年6月期は売上高が1兆6500億円、最終利益は450億円と増収減益を見込んでいる。

【プロフィル】吉田直樹

 よしだ・なおき1995年マッキンゼー・アンド・カンパニー。2012年ドン・キホーテ(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)。13年11月から専務。54歳。

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