金融

滋賀銀、紙代節減で120万円を琵琶湖保全に寄付

 滋賀銀行は、琵琶湖の生態系保全などに役立ててもらおうと、定期預金と投資信託をペーパーレス化することで削減できた紙代120万円を滋賀県水産振興協会に寄付した。寄付金はふなずしの原料になるニゴロブナと、水草を食べるワタカの放流事業に充てられる。

 滋賀銀の同協会への寄付は今回で13回目。寄付金は預入時に申込用紙がいらない定期預金「しがぎんエコプラス定期」とネット投信利用者への分配金通知や取引報告書などに紙を使わない「ネット投信電子交付サービス」で削減した紙代の一部を積み立てたもの。100万円はニゴロブナ2万匹、20万円はワタカ1万5千匹の放流に充てられる。

 同協会はこれらを含め、今年はニゴロブナ97万匹、ワタカ23万匹を放流する。

 大津市の県公館で、同協会の理事長を務める西嶋栄治副知事に目録を手渡した滋賀銀の高橋祥二郎頭取は「琵琶湖を抱える地元銀行として、持続可能な社会の実現に向け、できることを続けていく」とあいさつ。西嶋副知事は「継続して寄付していただいていることに感謝している。放流に活用し、食文化とともに継承していきたい」と述べた。

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