金融

三井住友銀行がドレスコード撤廃を通年化 Tシャツやスニーカー通勤も

 三井住友銀行は2日、東京と大阪の本店で行員の自由な服装を認める取り組みを始めた。作業能率の向上や行員間の意思疎通の円滑化が狙い。変革の姿勢を内外に打ち出すことも目的の一つだ。大手銀行では「お堅いイメージ」から脱却しようと、服装をカジュアル化させる取り組みが広がっている。

 約2万8000人の全行員のうち、本店勤務の約7000人を対象にドレスコードを廃止した。導入初日の2日にはTシャツや短パン姿で出勤する行員が目立った。全国の支店でも試験導入し、徐々に対象を広げていく方針だ。グループ内では三井住友カードも服装を自由化させている。

 三井住友銀では7月から2カ月間、服装を自由とする試行期間を設け、行員からアンケートを実施。予想された「銀行員らしくない」といった意見は少なく、「三井住友のカルチャーの変革を実感した」など好意的な声が多かったため、取り組みを通年化させた。

 大手銀行では、三菱UFJフィナンシャル・グループがノーネクタイのビジネスカジュアルを5月から通年化。みずほ銀行も7月からの夏季期間、「スーパークールビズ」と称し、ポロシャツなどこれまでよりカジュアルな服装を認めている。

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