スポーツbiz

「ワールドマスターズゲームズ2021関西」はご存じですか? (1/3ページ)

 いよいよ20日に「ラグビーワールドカップ(W杯)2019」が開幕、全国12都市でアジア初の祝祭が始まる。「2020東京オリンピック・パラリンピック」の開幕まで1年を切り、準備状況や代表選手内定の報道に関心も高い。

 しかしその翌年、3年間にわたる『ゴールデン・スポーツ・イヤーズ』の第3弾、「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」を知る人はまだ少ない。(産経新聞客員論説委員・佐野慎輔)

 観光客の誘致目指す

 「あまり公表したくはないんですが、全国的な知名度は14.5%、開催地エリアでも20.9%です」

 大会組織委員会の中塚則男事務局長は声を落とす。

 WMGは30歳以上であれば、誰でも参加できる。参加登録さえすれば予選もなく、実績もいらず、障害の有無も関係なく、スポーツ経験さえいらない。雑駁(ざっぱく)といえなくもないが、海外から訪れる人たちとの交流も楽しめる「する」スポーツの頂点といってもいい。

 しかし、中塚さんが嘆くように、存在そのものが知られていない。とりわけ首都圏の認知度は低い。そんな中、この秋には参加要項が発表され、20年2月から参加申し込みの受け付けが始まる。

 「ちょっとスポーツは苦手という人も、仲間と一緒に楽しむという感じで参加していただければ…」と中塚さん。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus