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「ワールドマスターズゲームズ2021関西」はご存じですか? (3/3ページ)

 健康政策に貢献

 組織委員会では大会の経済波及効果を関西圏で913億円、全国規模では1461億円と見込む。ラグビーW杯の4200億円、3兆円のオリンピック・パラリンピックと比べると額は小さい。「みる」大会と「する」大会との違いといっていい。

 一方で組織委員会は、大会後8年間に及ぶ経済効果として1兆868億円(関西圏では3770億円)をはじく。

 中塚さんは「レガシーとなり得る」と話す。「するスポーツの浸透によってスポーツ実施率が高まり、域内だけではなく健康政策に大きく貢献できる」という。

 広域開催は今後のスポーツ大会実施のモデルともなり得る。成功に導くためには全国浸透が不可欠だ。関西だけの大会としない知恵が求められる。

【プロフィル】佐野慎輔

 さの・しんすけ 1954年生まれ。富山県高岡市出身。早大卒。産経新聞運動部長やシドニー支局長、サンケイスポーツ代表、産経新聞特別記者兼論説委員などを経て2019年4月に退社。笹川スポーツ財団理事・上席特別研究員、日本オリンピックアカデミー理事、早大非常勤講師などを務める。著書に『嘉納治五郎』『金栗四三』『中村裕』『田端政治』『オリンピック略史』など多数。

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