高論卓説

既存業務システムの整理 解決へ問われる経営者の知見、判断 (3/3ページ)

 昨年、経済産業省から「DXレポート」が出され、既存システムの老朽化対応が必要である旨の警告がなされた。実際に、このリポートをどれくらいの経営者が読み、内容を理解し、手を打とうとしているのだろうか。

 業務システムは、企業活動と切っても切れないものになっている。システムを使えなくなって困るのは現場の人たちだが、最後には経営につけが回る。いつ、どのようにして業務システムを切り替えていくのかについては、システム部門の課題だ。だが、経営が問題を直視してリーダーシップを発揮していかないと解決は難しい。

【プロフィル】小塚裕史

 こづか・ひろし ビジネス・コンサルタント。京大大学院工学科修了。野村総合研究所、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイカレント・コンサルティングなどを経て、2019年1月にデジタル・コネクトを設立し、代表取締役に就任。主な著書に『デジタル・トランスフォーメーションの実際』(日経BP社)。兵庫県出身。

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