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H2Bロケット発射台で火災 打ち上げ中止、損傷次第で大幅遅れも

 11日午前3時5分ごろ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センター(鹿児島県)でH2Bロケットを発射する準備をしていた発射台で火災があり、ロケットを運用する三菱重工業は機体への影響を確認するため、同日午前6時33分に予定していた打ち上げを中止した。

 今後原因と損傷の度合いを調べるが、発射台はH2B専用で1基しかないため、被害が大きい場合は今後の打ち上げに大幅な遅れが出る可能性もある。

 火災は発射台の底部分で、ロケット発射時に炎や噴煙を逃がす穴の近くで起きたとみられる。正午ごろに鎮火が確認された。

 JAXAによると火災による打ち上げの延期は初めて。損傷が少ない場合でも、次の打ち上げ機会は早くても14日以降となる見込み。

 今回のH2Bロケットは、国際宇宙ステーションに食料やバッテリーなどの物資を運ぶJAXAの無人補給機「こうのとり」8号機を搭載。補給が遅れるが、ステーションには備蓄があるため、当面大きな影響は出ないという。

 ロケット打ち上げは、昨年11月に宇宙開発への民間参入を促す「宇宙活動法」が施行され、今回から執行責任がJAXAから三菱重工に移管された。同社打ち上げ執行責任者の田村篤俊・宇宙事業部副事業部長は「重大な責任を感じる」と硬い表情で話した。

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