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eスポーツ導入で社員親睦 社内で大会、「部活」に採用も

 コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」。年齢や性別、勤務地に関係なく参加できる手軽さが人気で、社員同士が親睦を深めるために社内で大会を開いたり「部活」に採用したりする企業が増えてきた。体を動かす実業団のチーム活動に比べて「運営費用が抑えられる」との声があり、導入を後押ししているようだ。

 大手ゲーム会社カプコンは今年、社員が参加するeスポーツ大会を初めて開催。予選には、品質管理部や法務部などに所属する20~50代の男女約150人が出場し、カプコンの看板格闘ゲーム「ストリートファイター」の腕前を競った。

 7月に大阪市内で開いた決勝戦では、社員の家族を含めた約500人が熱戦を見守る中、フランス人とタイ人、日本人による多国籍チームが優勝した。

 辻本春弘社長は終了後「会場が一体となり予想以上に盛り上がった」と振り返り、今後は司会や実況中継といった運営ノウハウを他の企業に提供していく考えを示した。

 日立システムズ(東京)は昨年10月、社内に「eスポーツ部」を発足させた。北野昌宏社長を含む約30人が所属。茨城国体の関連イベントとして10月に開催される都道府県対抗選手権の東京都予選に出場し「社内だけでなく、社外の人とも交流の輪が広がった」(広報担当者)という。

 NTT東日本は6月に会社公認のチームを立ち上げた。9月から北海道、東北、関東の各事業所に練習施設を設け、インターネットで遠隔地をつないで対戦できる環境を順次整えていく。

 eスポーツに詳しい慶応大の中村伊知哉教授は「現在はゲーム会社やIT企業が活動の中心だが、立ち上げのしやすさから幅広い業種の会社に取り組みが広がるだろう」と予測した。

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