現場の風

ブリヂストン ソーラーカーレース通じ人材育成 (1/2ページ)

 ブリヂストンブランド戦略コミュニケーション本部長・大山和俊さんに聞く

 --10月に開かれる世界最大級の学生ソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」でタイトルスポンサーとなっている。その意義は

 「レースはオーストラリア大陸で荒い路面や非常に高温の砂漠地帯も含めて約5日間で3000キロを縦断するもので、ソーラーカーレースでは世界一過酷といっても過言ではない。より少ない資源でより長い距離の走破に挑むこのレースは、環境を守り続けるため持続可能なモビリティー(移動)の革新加速に全力を尽くすという当社の理念とつながっており、2013年から支援している」

 --学生らと共同開発も行っている

 「当社の次世代低燃費技術『ologic(オロジック)』によるタイヤで参戦するチームも多く、まさにレースの経験も通じて向上してきた技術だ。横幅がとても細い一方で口径が大きくて高内圧で、従来の製品とまるで異なる。この革新的技術で空気抵抗と転がり抵抗の低減、強度を両立させている。素材の工夫で耐久性や放熱性も磨いている。過酷なレースに挑む学生らとテストを繰り返し、非常にチャレンジングな開発ができる」

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