金融

日本生命とSOMPO、ベンチャーに出資 唾液でがん検査

 日本生命保険と損害保険大手のSOMPOホールディングスは、唾液からがんのリスクを調べる検査技術を持つベンチャー企業「サリバテック」(山形県鶴岡市)に出資したと発表した。出資額は日本生命が3億円規模で、SOMPOも同程度とみられる。

 日本生命は、がんを早期発見して治療すれば保険料や保険金を抑える効果があるとみて、技術普及を手助けする。SOMPOは企業向けに展開している健康関連事業に活用する。

 サリバテックは慶応大の研究成果を基に平成25年に設立された。がん細胞から染み出す物質を少量の唾液中から見つけて解析する。肺がんや大腸がん、乳がんなど一度に複数の罹患リスクがわかる。全国の病院やクリニックで検査できる。

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