高論卓説

世界で広まる燃費規制 次世代車の姿、国内大手に決断迫る (1/3ページ)

 世界最大のフランクフルト国際モーターショーの地盤沈下が話題に上がっている。20以上のブランドが参加を回避、展示物も大幅に減少し、日本勢はホンダ1社のみ参加という寂しさであった。(中西孝樹)

 モーターショーは大きく3つの役割がある。まずは、世界に向けた情報発信だ。これは近年、テクノロジーショーに場を奪われている。次に、消費者への製品訴求だが、インターネットに役割を奪われてきている。最後に、B2Bの商談の場でもある。ここは活況で、サプライヤーの展示物には、電動化に不可欠な駆動源となるモーター、インバーター、ギアを一体化したe-Axleや電動車向けソリューションで埋め尽くされていた。

 パリ協定を推進する欧州の環境規制の厳しさは驚きに絶えない。2021年までに1キロ当たりの二酸化炭素(CO2)排出量(企業平均燃費)を95グラムに削減しなければならず、未達は1グラム当たり1台95ユーロの罰金が課せられる、そこから30年に向けてさらに37.5%の削減が求められ、その結果は欧州自動車メーカーの命運を左右するといわれる。この実現には、電気を主動力とするe-Mobility(EVとプラグインハイブリッド)の販売構成比を引き上げなければならない。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus