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ドコモ関西 5G試験サービス、花園ラグビー場などで展開

 NTTドコモ関西支社は20日、同日から全国で始まった第5世代(5G)移動通信システムの試験サービスで、ラグビー・ワールドカップ(W杯)の会場となる花園ラグビー場(大阪府東大阪市)など計4カ所で実施すると発表した。今後地点を拡充する。

 ドコモは来春から全国で商用サービスを開始するが、それまでは無償で対応端末を貸し出すなどして試験サービスを行う。

 その他に試験サービスが行われるのは、グランフロント大阪(大阪市北区)のドコモショップ▽NTTドコモ関西支社(同市北区)内の検証施設▽神戸市御崎公園球技場(神戸市兵庫区)-。

 花園ラグビー場と御崎公園球技場では、事前にドコモが選定したW杯の観戦客に端末が貸し出され、試合を観戦しながら端末を利用できるという。またドコモショップと、花園ラグビー場がある花園中央公園内の特設ブースで端末を体験できる。花園の特設ブースでは、試合そのものの視聴はできない。

 一方、来春から開始される商用サービスについて、高原幸一関西支社長は20日、大阪市内で「スタート時に利用できるのは空港や駅、ショッピングセンターなど人が集まる場所や、産業の集積地を想定している」と述べた。

 ドコモは令和6年度末までには関西2府4県の約99%の地域で基地局を整備し、必要に応じて5Gサービスをいつでも提供できるようにする計画という。

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