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キオクシア、岩手に新工場 国内2カ所目 来年前半に稼働

 記憶媒体フラッシュメモリーのシェアで世界2位のキオクシア(旧東芝メモリ)は10日、岩手県北上市に完成した新工場で安全祈願祭を開いた。主力の四日市工場(三重県四日市市)に続く国内2カ所目の生産拠点となる。2020年前半の生産開始を目指す。

 祈願祭には、子会社のキオクシア岩手の米倉明道社長が出席し、神事の後に「地域の経済と連携し、地元から愛されるように邁進(まいしん)したい」とあいさつした。

 北上工場では、人工知能(AI)を活用したシステムで生産性向上を図り、自動運転車やスマートフォンなどに需要が見込まれる3次元フラッシュメモリーを製造する。

 敷地面積は約15万平方メートル。製造棟は免震構造の鉄骨5階建てで、増設も検討している。工場は、協業先の米ウエスタン・デジタル(WD)と共同で設備投資や運用を行う。

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