経済インサイド

加熱式たばこに新商品続々 低価格や専用カプセル、“第4の勢力”も (2/2ページ)

 全くの“新顔”は、インペリアル・タバコ・ジャパンの「PULZE(パルズ)」で、今年5月に福岡限定で発売。10月から一部の大手コンビニチェーンや量販店などで、全国展開を始めた。デバイス(希望小売価格3880円)や専用たばこ「iD(アイディー)・スティック」(1箱20本、460円)は、ともに加熱式としては最安値を打ち出した。

 デバイスに専用たばこを入れると、熱源のピンに刺さり直接加熱する点ではアイコスに似ているが、加熱温度が標準(345度)とエコ(315度)の2通りなのは工夫が見える。ボタンを1回押してライトが点灯する間、もう一度ボタンを押すと1回振動、標準で加熱が始まる。さらに押し続けると2回目の振動が来てエコに切り替わる。加熱時間は20秒と短い。喫煙し始めて数回は「吸えない」感じだが、吸いごたえは標準の方が強く、エコは軽め。フル充電で連続喫煙できる。デバイス内のピンにたばこ葉が焼き付くけれど、喫煙後のイヤな臭いがほとんどない。

 JTは11月1日にプルーム・テック・プラスで新フレーバーを発売、PMジャパンは事実上の分割払い制度を入れるなどサービス向上プランを導入した。加熱式たばこは昨年10月の課税制度改正を皮切りに、令和4年10月まで年に1回、課税方式が段階的に見直され、税率が紙巻きたばこに近くなる。嗜好品であるたばこは銘柄変更が起こりにくいだけに、顧客獲得競争が続きそうだ。(日野稚子)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus