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世界が認めた芋焼酎はライチの香り 鹿児島の「だいやめ文化」を輸出へ

 浜田酒造(鹿児島県いちき串木野市)の本格芋焼酎「だいやめ~DAIYAME~」が、世界三大酒類コンテストのひとつ「インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)」で、焼酎部門の頂点の「トロフィー(部門最高賞)」を受賞した。11月28日に英ロンドンで受賞式が行われた。同社は国境を越えて高評価を獲得した本格芋焼酎により、少子高齢化の中で出荷の減少が続く国内市場で新たなファンを取り込むとともに、海外市場を開拓していく構えだ。

 「だいやめ~DAIYAME~」は昨年9月の同社の創業150周年を機に発売。独自の熟成技術により開発した「香熟芋(こうじゅくいも)」で仕込み、ライチのような香りと味わいを実現したのが特徴だ。商品名には、「晩酌して疲れを癒す」という鹿児島の「だいやめ文化」を、世代や性別、国籍を越えて多くの人に伝えていきたいという思いが込められている。

 発売から1年間で6万本という販売目標を倍以上達成した。同社では「これまで、においが苦手で芋焼酎を飲めなかった人にも好評で、20~30代の女性に炭酸割りが人気を集めている」としている。

 授賞式でトロフイーを受け取った同社の浜田光太郎取締役は「私たちの自信作が、この大舞台で焼酎部門の頂点に立つことができたという事は、SHOCHUが、英国のスコッチのように、世界の蒸留酒になれるポテンシャルを持っていると評価されたと思っています。そういう意味では当社にとっても、業界にとっても、非常に明るいビッグニュースだと思っています」と語った。

 本格焼酎の国内市場は、2007年をピークに出荷数量が落ち込んできている。ただ、最近では芋焼酎の炭酸割りという新しい飲み方が流行するなど、明るい兆しもあり、独自の新しい原料、製法、技術を用いた「ニュータイプ芋焼酎」も誕生し始めている。

 一方、海外では、日本酒に比べて本格焼酎の認知度は低いのが現状だ。国内人口の減少や高齢化社会の進展が国内酒類市場の縮小を加速させる恐れもある中、本格焼酎業界の維持、活性化のためには、海外でも販路を確立することが必要となっている。

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