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クオンタムリープ VCなどとスタートアップ支援

 経営コンサルティングのクオンタムリープ(東京都港区)は、「スタートアップ」と呼ばれる創業初期のベンチャー企業への支援プロジェクトを始めた。国内外のベンチャーキャピタル(VC)や起業支援会社などを連携させ、スタートアップが経営を安定化させ、大企業へと成長するまでの過程をサポートする。

 一般的にスタートアップが大企業になるまでには10年程度かかるとされ、その成長段階に応じたきめ細かな支援が必要だ。成長段階で必要な資金調達ができずに経営に行き詰まることも想定され、こうしたリスクは「死の谷」と呼ばれる。

 クオンタムリープの支援プロジェクトでは、こうしたリスクを限りなく小さくすることを目指す。例えば、スタートアップへの支援に強みを持つVCと成長期のベンチャー企業に強いVCとが連携できる枠組みを作り、スタートアップ企業が大企業に成長するまでの間、資金面で継続的な支援が得られるようにする。

 また今年10月に始めた日仏間でのスタートアップ支援をテーマにした連携プロジェクトも活用し、日本企業の海外進出や、海外ベンチャーの日本進出も支援する。さらにベンチャー支援や事業連携などをテーマにしたイベントを定期的に開く。

 クオンタムリープはソニーの元社長、出井伸之氏が平成18年に設立した。

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