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持ち株会社社名は「シンフォミクス」 日本触媒と三洋化成が統合

 化学製品大手の日本触媒と三洋化成工業は、経営統合することで最終合意し、2020年10月に発足する持ち株会社の社名を「シンフォミクス」とすると発表した。会長に三洋化成の安藤孝夫社長が、社長に日本触媒の五嶋祐治朗社長が就く。紙おむつに使用される高吸水性樹脂などで両社の技術や生産の統合を進め、台頭する新興国のメーカーに対抗する。

 高吸水性樹脂など化学製品で技術の統合や生産体制の見直しを進めるほか、次世代電池など新事業も生み出す。統合効果として、5年以内に営業利益で100億円押し上げることを目指す。

 統合では、日本触媒の株式1株に対して持ち株会社の1.225株を、三洋化成の1株に対して持ち株会社の1株を割り当てる。来年6月の定時株主総会の承認などを経て、同10月に統合する。その後、2年後をめどに日本触媒と三洋化成を持ち株会社に合併する。

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