現場の風

アドビ デザインの力で社会課題を解決

 アドビ コミュニティーマネージャー・武井史織さんに聞く

 --コミュニティーマネージャーとしての活動は

 「アドビはアイデアを形にするクリエイターのツールを提供する会社だが、そのクリエイターのコミュニティーの活性化プログラムを担当している。イベントやワークショップの企画・実施がメインとなる」

 --自身が立ち上げた課題解決型プログラム「Design Jimoto(デザインジモト)」とは

 「地元の社会課題をデザインの力で解決するコミュニティーイベントのことで、クリエイターのプログラムで社会課題への意見が多数寄せられたことから『これは業界だけではなく社会の問題だ』と気づき、デザインを地元の社会課題解決に生かすプログラムを考えた」

 --デザインジモトのポイントは

 「まず課題解決へ同じ情熱を持つ地元の多様な才能を持つ人材を集める。その人たちで課題を洗い出し共有した上で、解決のアイデアをアイデアで終わらせずに『形にする』と宣言して実際の仕組みに落とし込む。ただ、一番大事なのは問題解決を楽しむことなので、その場できちんと楽しさを感じられるプログラムにしている」

 --最近の活動例は

 「8月に三重県の皇學館大で行われた『全国高校生ソーシャルビジネスプロジェクト交流フェア』で、地元の活性化に取り組む高校生に映像制作のワークショップを開いた。彼らの素晴らしい活動がどうしたら人に伝わるか学んでもらおうと、仲良しのユーチューバーも呼び、アドビの動画編集アプリで1分動画を作ってもらった」

 --デザインジモトの今後の展開は

 「誰でも使えるようガイドライン化しており、『よんななアーティスト会』という公務員グループで活用例がある。経験者がこれからやりたい人たちをサポートするような横の連携の仕組みも考えている」

【プロフィル】武井史織

 たけい・しおり 米ミシガン州のワシュテノー・コミュニティー・カレッジ卒。ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツのグラフィックデザイン・ブランディング課程取得後、2015年にアドビ入社。現在までコミュニティー活動を担当。群馬県出身。

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