講師のホンネ

SNSは英語学習の救世主

 今年も残すところ約1カ月。新年に「今年こそ、英語をやるぞ」と決めたものの、いつの日か「来年こそは」に変わってしまった方もいらっしゃるかと思います。最初の一歩を踏み出すための効果的な方法の一つとして、仲間の力を借りてみることをお薦めします。最近、知人から頼まれ、英会話サークルで英語を教え始めました。メンバーは4人です。一人一人に、今までの英語学習の経験を尋ねると、「英会話に通ったが続かなかった」「ラジオ英会話を聞いてみたが続かなかった」「何から始めればいいのかわからない」「英語関連の本を買っては少し読んで、また新しいものを買っては読んでの繰り返しで、本だけはたくさんある」などと、誰もが半歩を踏み出したかどうかのところで、立ち止まって先に進めない状態でした。(鈴木マグラクレン美保)

 初日のレッスンでは、英語は間違ってもいいから、自信をもって、目の前の相手とコミュニケーションを取ることが大事であると、事例を交えながらお伝えしました。また、それらを実践に移すため、話すエクササイズを行いました。そして、SNS(会員制交流サイト)を使ってグループページを作り、レッスンの終わりに2週間後のレッスンまでに自分のペースでいいから、SNS上へ英語で3行日記を投稿するように皆さんと約束しました。SNSの日記は私が添削をして、コメント欄にアドバイスを記載するので学習の参考にしてほしいとも伝えました。

 すると、その日から4人全員が毎日投稿するようになったのです。日記を英語で書くだけでも、時間を要することです。さらに、メンバー全員が他のメンバーの投稿した内容に対して、英語で感想を述べたり、質問をしたりし始めました。「はじめはすごく緊張して参加したが、英語がこんなに楽しいものだとは思わなかった」と皆楽しく続けてくれています。「仲間がいること」、そしてなによりも「安心して間違えられる場」があるということが、思わぬ一歩を後押ししてくれました。

 “Small steps make a big difference.”(by Cheryl Richardson)

 「小さな一歩一歩が、大きな違いにつながります」(シェリル・リチャードソン)

 2020年こそは英語をやるぞと思ったら、仲間を募って英語学習を始めてみることをお薦めします。

【プロフィル】鈴木マグラクレン美保

 すずきまぐらくれん・みほ 企業・大学・自治体で、コミュニケーション、ヨガ&マインドフルネス、英語に関する研修の講師を務める。英検1級、TOEIC960点、全国・講師オーディション奨励賞受賞(2014年)。「つながる英語」と題してSNSやブログに、カナダ人の夫との日常生活の中から役立つ英語のフレーズを投稿中。浜松市出身。

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