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慶大バイオベンチャー、20年以降に実施 iPS心筋細胞で再生・治験へ

 慶応大の福田恵一教授は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞で重い心臓病を治療する再生医療の薬事承認を目指し、2020年以降に治験を行うと発表した。

 治験を計画しているのは福田教授が社長を務めるバイオベンチャー「ハートシード」。これまでに治験費用などとして約38億円の資金を調達した。治験では、京都大が備蓄しているiPS細胞のストックから心筋細胞を作製。特殊な注射で重い心不全の患者に移植する。

 治験とは別に福田教授のチームは、この治療法の安全性を確かめる臨床研究計画を慶応大の審査委員会に申請している。大学と厚生労働省の2段階審査を経て、20年にも最初の臨床研究を行う方針。

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