広報エキスパート

TDK 真のグローバル化を目指す (2/2ページ)

 --広報体制は

 広報グループは、IR、PR、ER、BC(ブランド・コミュニケーション)の4チームから成り、メンバーは15人前後です。欧米や中国にも広報機能があり、主要国にリーダーが1、2人。全世界でコアになる者が約15人います。毎年1回程度、東京本社で「グローバル会議」を開催し、情報交換を行っています。現在、従業員数はグローバルで約10万人。海外従業員比率は90%を超えます。それだけに、日本語、英語、中国語の3種類の社内報「TDK Times」(季刊)を通じて、情報共有を図っています。

 --世界陸上競技選手権大会に協賛しています

 1983年の第1回ヘルシンキ大会から、オフィシャルパートナーとして協賛してきました。記録と自己へのあくなき挑戦を続け、未来を引き寄せようとしているアスリートへの支援をしたいという思いと、独自の技術で未来を引き寄せるテクノロジーを生み出し、社会に貢献していくTDKの会社としての姿勢に共通するところがあるからです。今年の世界陸上競技選手権大会では、開催地のカタール・ドーハに行ってきました。男子選手がゼッケンにTDKロゴを表記するなど企業ブランディングという面でも大きな効果がありました。

 --今後の課題は

 広報は経営戦略にも大きく関わってきています。TDKグループ約140社を束ね、同じベクトルに向けていくことが必要です。数字上のグローバルではなく、真のグローバル化を目指していきたいと思います。(エフシージー総合研究所 山本ヒロ子)

【プロフィル】熱海一成

 あつみ・かずしげ 1981年慶大法卒、東京電気化学工業(現TDK)入社。大阪支社電子部品営業グループ、東京本社電子部品営業グループ、TDKコーポレーション・オブ・アメリカ(シカゴ、サンディエゴ)、帰国後、電子部品営業グループ営業企画統括部などを経て、2017年から現職。

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