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三菱自、排ガス規制逃れか 独検察、関係会社捜索 デンソーも疑い

 ドイツ検察は21日、同国にある三菱自動車の関係会社の拠点複数を家宅捜索した。検査時に有害物質の排出量を少なく見せ掛ける装置をディーゼルエンジンに搭載した疑いがあるという。ドイツ大手フォルクスワーゲン(VW)に端を発した排ガス規制逃れ問題が日本メーカーに飛び火した。一方、自動車部品大手のデンソーは22日、ドイツの検察当局が同国にあるデンソーの技術拠点に立ち入り捜査に入ったことを明らかにした。三菱自の排ガス不正の疑いに関連して捜査を受けた可能性がある。

 三菱自は「捜査の状況を確認中で、詳細な情報を収集中だ。捜査には協力していく」とコメントした。

 ドイツ検察は今回の疑惑と同様の仕組みで規制を逃れたとして、VWなど国内の複数の大手メーカーを捜査してきた。

 三菱自はドイツに生産拠点はなく、完成車は国外から輸入しているという。三菱自は日産自動車、フランスのルノーと3社連合を組む。

 報道によると、今回の捜査は昨年11月に始まった。排気量2.2リットルと、1.6リットルのディーゼルエンジン2種類が問題とされ、三菱自は、ドイツには100%子会社の研究開発会社と約25%を出資する販売会社があり、検察はこの2社に家宅捜索が入ったと説明した。

 ドイツの大手部品メーカーの施設なども捜索。当局は車の所有者にも届けを求めるとしている。

 ドイツメディアは家宅捜索のニュースを相次いで報道。地元テレビはスリーダイヤで知られる三菱グループのロゴマークをアップで映し出し、アナウンサーが「ミツビシ」の名前を繰り返し読み上げた。

 ドイツではこれまで2015年発覚の排ガス規制逃れ問題をめぐり、VWや傘下のアウディ、BMWなどが捜査対象となった。車業界全体の信頼が揺らぐ事態となり、経営陣の訴追や巨額の罰金命令などで各社に深い傷を残している。(ベルリン 共同)

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