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新型肺炎、日本企業も戦々恐々 ホンダ出張禁止、ANAは中国・武漢便を欠航… (2/2ページ)

 ANAは成田-武漢の路線を1日に2便運航しているが、23日夕の成田発と24日午前の武漢発の便を欠航とした。その後の運航スケジュールについては検討中という。中国でSARSが発生した時は、その余波で出張や旅行での訪日客も減った。野村証券は、インバウンド需要の規模が大きくなっているため、訪日客が減った場合の経済へのインパクトは当時よりも大きいと分析。03年には10%程度、訪日外国人の伸びが鈍化したといい、今回の新型肺炎で訪日外国人が10%減少すれば、「1人当たりの消費額が変わらない前提で、4800億円の需要が失われる」と試算した。

 新型肺炎をめぐる主な日本企業の対応

 ◆ホンダ

  武漢にある現地合弁会社の3工場などへの出張を原則禁止

 ◆日産自動車

  武漢にある現地法人本社の従業員らに、海鮮市場に近づかないことなどを注意喚起

 ◆イオン

  武漢のショッピングセンターと総合スーパーの合計5施設で売り場などの消毒を徹底。従業員の体調についての聞き取りも実施

 ◆JTB

  2~3月に企画していた武漢をめぐるツアーのとりやめ

 ◆ソフトバンク

  法人向けサービスを手掛ける子会社の駐在社員に在宅勤務を命令

 ◆みずほ銀行

  武漢への渡航を全面的に禁止

 ◆三菱UFJ銀行

  武漢への不要不急の渡航を自粛

 ◆三井住友銀行

  武漢への不要不急の渡航を自粛

 ◆SOMPOホールディングス

  武漢周辺への出張や訪問を自粛

 ◆JTXGエネルギー

  武漢への不要不急の出張を自粛

 ◆東京電力ホールディングス

  武漢がある湖北省への出張を禁止

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