マネジメント新時代

乗用車が売れない…自動車産業は今年も“荒天”の予感 (2/2ページ)

 新型肺炎が追い打ち

 今年は新型肺炎の猛威が追い打ちをかける。中国・武漢は日本からホンダや日産自動車、デンソーなど自動車関連企業が数多く進出している。これらが生産停止に追い込まれると影響は大きくなる。また、既に北京や上海でも発病しており、どこまで広がるのか予断を許さない状況にある。02年11月に中国で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、世界保健機関(WHO)がSARS封じ込めとしてアナウンスしたのが03年7月であり、抑え込むまでに約半年以上有している。

 このように考えると、世界で最も自動車販売台数が多い中国と米国で大変調が生じることは、20年もほぼ一年を通じて荒天が続くと予想される。自動車メーカーのみならず、自動車部品メーカーもどう生き残っていくのか、それを探し出すサバイバルの年となるのではないだろうか。

【プロフィル】和田憲一郎

 わだ・けんいちろう 新潟大工卒。1989年三菱自動車入社。主に内装設計を担当し、2005年に新世代電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」プロジェクトマネージャーなどを歴任。13年3月退社。その後、15年6月に日本電動化研究所を設立し、現職。著書に『成功する新商品開発プロジェクトのすすめ方』(同文舘出版)がある。63歳。福井県出身。

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