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武田、コロナ治療薬開発へ 回復患者の血液活用

 武田薬品工業は4日、新型コロナウイルスによる感染症に対する治療薬の開発を始めると発表した。実用化まで9~18カ月程度かかる見通しという。

 新たな治療薬は、新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血液中の抗体を活用して作る。患者に投与することで免疫力を高め、感染症から回復する可能性を大きくすることが期待できるという。

 武田薬品は開発を進めるため日本を含むアジアや米国、欧州の規制当局と協議している。製造は米・ジョージア州の工場の隔離されたエリアで行う。

 武田薬品は「既に関連する技術は特定済みだ」としている。

 また、既に発売した製品や研究中の薬品から、新型コロナウイルス感染症に有効なものの調査も進めている。

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