春闘

日生、ボーナス5%下げ 低金利で収益確保難しく

 日本生命保険は16日、令和2年春闘で内勤総合職のボーナスを前年度比5%引き下げると労働組合に回答した。近く妥結する見通し。日銀の大規模な金融緩和策で低金利が長期化し、収益確保が難しくなっていることを考慮した。新型コロナウイルスの感染拡大で海外でも金利が低下しており、厳しい事業環境が続きそうだ。

 逆風が吹く中、保険各社は限られた収益を成果や能力に応じて分配する姿勢を強めている。明治安田生命保険は2年5月から、手厚い顧客対応をした営業職員(約3万人)の基本給を最大5%増やす。住友生命保険は営業職員(同)の成果給を平均で5%引き上げる。

 第一生命保険は7月から内勤総合職の初任給を2万5千円引き上げて27万円とする。これとは別に大卒営業などの初任給も引き上げる。

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